ほほほの脱力メモ

バイオリンと気功をお気楽に精進してα波に満ちた日々を過ごすためのメモブログです。キーワードは「脱力」です。話はいろいろ飛びそうです。

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小酢蛸美血と酢虎瓶数奇の演奏会のお知らせ

小酢蛸美血


ザ・シンフォニカの次回の演奏会は、ショスタコーヴィチの交響曲第10番とストラヴィンスキーの「火の鳥」(1919年版)です。

■ザ・シンフォニカ 第53回定期演奏会
・日時 2013年2月10日(日)14:00開演(予定)
・場所 すみだトリフォニーホール
・プログラム
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
ショスタコーヴィチ/交響曲第10番ホ短調 作品93
・指揮 三石 精一

熱演になる予定です。ご興味のある方はご連絡ください。
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続・よい耳

よい耳を育てる方法がないか、以前お聞きしましたが、その後、山下柚実さんの「五感生活術」という本を読み、何かヒントになることはないか、探してみました。

山下さんによりますと、現代社会では、例えばテレビの音や車内放送、携帯電話の着信音のように近くででかい音に接することが多いので、遠くの音に耳を澄ませることが減っている、と。

訴訟社会の米国ではiPodが難聴を呼ぶのでアップルを提訴という、自己管理を棚に上げたような話もありますが、確かにヘッドホンオーディオの類で聴くのは、内容が音楽であっても、過度の使用が耳の麻痺につながる「近くてでかい音」であることには間違いなさそうです。

しかし、今の街中では、遠くに耳を澄ませれば心地よい音がする、といった状況もなかなかないのですよね。ただ、耳の澄ませ方で、聞こえて来る音のありようが違ってくるのは面白いなと思いました。

というのは、こうしたことを思い立った後、一人でランチを食べる機会があったので、その食堂で、できるだけたくさんの音を拾えるよう、意識してみたのです。人が多すぎたためか、個々の会話の内容は耳に入って来なかったのですけど、様々なグループが楽しそうに会話している様子というのは、何となく伝わって来たのですね。

意識するとしないとでは、聞こえ方がまったく違う。少し大げさに言うと、意識すると、人の息吹がどんどん耳に入ってくる感じ。ふだんはそれをうるさく感じているので、聞こえて来る音を選択する力を持っている耳が、ある程度シャットアウトしているのかなあと思いました。こうしたところには、耳の訓練のヒントがありそうな気がします。

逆に試して今いちだったのが、iPodを聴きながら、管弦楽曲のある楽器の音だけを意識的に拾い出す試み。モーツァルトの曲でヴィオラだけってのをやってみたんですけど、埋もれて聞き取りにくいところが多い。そんな意識を持つと、録音というのは音が随分平板なのだなあと感じました。もちろん、録音の質や再生機の性能や演奏者のバランス、また、自分がふだん聞きなれている周波数帯域にもよると思います。また、生演奏だと感じ方が随分違うでしょう。


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人間の記憶力はすげえ

古典四重奏団という、名前だけ聞くと国籍不明の弦楽四重奏の団体の演奏会では、いつも驚かされます。メンバーは全員日本人なのですが、暗譜でやるのです。

今日(というか夕べ)の演目は、バルトークの弦楽四重奏曲4・5・6番(*)。もちろん暗譜です。バルトークって名前を聞いただけでも難しそうですけど、実際、譜面は凄く難しいです。ややこしいです。大変です。それを暗譜でやるのです。

もっとも、会場でたまたま会った知り合いが言ってました。「バルトークのカルテットみたいな曲だと、暗譜したほうが弾きやすいのかも」と。「うーん、なるほど!」と一瞬はうなずくのですが、自分でできるかといえば、どう転んでも無理だ。

世の中に天才は4人くらいはいるのかもしれません。暗譜の天才(そればっかり言ってて…演奏も完璧なんすけどね(^_^;))。その4人が出会う確率はどれくらいなのだろう? もっとも類は友を呼ぶ、とも言いますから、気がついたら集まっていたのかも…なんてね。

どういう方法で覚えているのか、結構興味あります。まあ、何度も何度も練習しているうちに覚えてしまうのかもしれません。しかし、こういう曲だと他のパートの動きも完全に分かっていないとアンサンブルが難しそうです。とすると、スコアを写真に撮るように覚えていたりするのかなあ。世の記憶術、右脳がどうのこうのああのどうのとかよく言いますけど、そう謳いながらも意外と多いのが語呂合わせとか連想による方法だったりしますよね。譜面じゃ無理そうだなあ…

あるいは、私が広い駐車場で止めた位置を忘れないのと同じような「記憶のためのキー」がどこかにあるのかもしれませんねえ。駐車場の場合のキーは、忘れると家に帰れなくなる、とかの無意識の呪文、ですが。


*公演情報
日時:2005年10月12日19:15開演
会場:第一生命ホール
タイトル:クァルテット・ウェンズデイ#42
古典四重奏団 バルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏会
出演:古典四重奏団[川原千真/花崎淳生(Vn)、三輪真樹(Va)、田崎瑞博(Vc)]
曲目:◆バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz91/同第5番Sz102/同第6番Sz114



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ドビュッシーは、どびゅっ!Sea

あまいうまいシャレではありませぬが、ドビュッシーの作曲した交響詩「海」は、どびゅっと飛ぶ海の波しぶきを大変効果的に描写している、という意味の奥深いタイトルです。 ドコガオクブカインジャ!(^_^;)

いや、せっかくオーケストラ・エレティールの演奏会でドビュッシーの名曲を弾かせてもらったのに、ラヴェルの話しかしていなかったので、こりゃ不公平かな、と思いまして。いや、ドビュッシーに関しても、たわくし、相当好きなんです。

しかし、ドビュッシーが見て「海」作曲の想を得たという葛飾北斎の浮世絵版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(*)、見事に波が、どびゅっと飛んでますよね。これは、あの曲のどのあたりが該当している、なんてあるのでしょうかねえ。とりあえず、第3曲目の初め3分の1あたりから始まる、短調の荒れ目のあたりかな、なんて想像したりしておりますが。

それにしても、音楽の描写力というのは大したもんだなあ、と感心する根拠になる曲です。さざなみの海、夜明けの海、平和な海、船の突き進む海、嵐の海、喜びの光に包まれた海…。

ドビュッシーの音楽は「印象派」と言われることがあります(**)が、日本の浮世絵に影響を受けたということを振り返るだけでも、確かに同じフランスの印象派あたりの画家と共通していますね。結局、モネなんかも、いかにして光を巧妙に表現するか、ということに腐心したわけで、少なくとも「海」に関しては、徹底した情景描写の研究根性、という点でも、モネたちと同じベクトルを持っているような気がします。

弾きながら、聴きながら、海の情景が本当に見事なまでに脳裏に浮かんで来る。ぜひ、才能ある映像作家に、葛飾北斎の絵をアニメにして、ドビュッシーの「海」をそのまま流した映像作品を作って欲しいものです。おお、コラボレーションじゃ。(すでにあったら、教えて下さい)

ところで、「海」と言えば、オススメなのは、現在東京の六本木ヒルズ森美術館で開催されている「杉本博司展」です。杉本さんは「海景」と呼ばれるシリーズで、もう20年くらいになるかな、世界中の海を写真に撮っています。

ところがドビュッシーとは違って、杉本さんが撮っているのは、一様に穏やかな海です。陸地を写さないので、見ただけではどこの海か、分かりません。でもね、どの作品にも、表情があるんです。でも、もちろんどの海も共通している。やっぱり母なる海なのですね。これは、「風の谷のナウシカ」の王蟲や、心理学者ユングの集合的無意識の世界に通じそうな気がしています(***)。

というわけで、当たり前ですけど、「海」にも、人によっていろいろな感じ方があるのだなあと、感心しきりです。

女優から素潜りストに転進した高木沙耶さんの海に対する思いなども聞いてみたいものですね。



*アダチ版画工房のHPにリンクしたので、江戸時代のオリジナルではなく、現代の復刻版の写真だろうと思います。
**ドビュッシー自身は「印象派」と呼ばれることに反発していたらしいです。(Wikipediaの印象派の項などご参照下さい)
***一筋縄ではいかないので、詳しい説明は省略します。(^_^;)


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ウィーンの空気の入った音

心がとろけるようなピアノトリオの演奏会(*)に出かけてきました。

「三人のヴィルトゥオーゾ」というタイトルには、何となく技巧派が集まったという印象を感じますが、ヨーロッパの名人達と沼田園子さんの組み合わせには、むしろ、最初から温かみのある音楽を期待し、実際聴いてみると予想は当たっていました。

「ヴィルトゥオーゾ」という言葉は、主催者がつけた集客のためのコピーなのだろうと想像しています。もっとも皆さん名人であることは間違いありませんから、その意味では「ヴィルトゥオーゾ」ではあります。

沼田さんの演奏は、以前からずっと、一度聴いてみたいと思っておりました。というのは、沼田さん、今はどうか知りませんが、西野塾の塾生で西野流呼吸法によって演奏力が向上した体験談が書籍で紹介されており、どんな音を出すんだろう、と気になっていたからです。

共演者はフライブルク国立音大教授のクリストフ・ヘンケルさん(チェロ)と、ウィーン国立音大教授のミヒャエル・クリストさん(ピアノ)。沼田さんも、ビオラの今井信子さんとデュオコンサートをやるほどの方ですから、まあ、相当な弾き手であることは明らかで、強力な組み合わせのピアノトリオであることが分かります。

と、散々書きながら、演奏会の前に仕事が入った都合で、私が聴けたのはプログラム後半のシューベルトのピアノトリオのみでした。特に心がとろけたのは第2楽章。この曲、何度か生で聴いたことがありますが、これまで印象に残ったのは大抵、第1楽章か第4楽章でした。いかにもシューベルトらしく、粋なのですよね。

ところが今回の第2楽章は、音色そのものの美を、改めて分からせてくれる演奏だったのですね。もちろん、音色が大切なことなんて、普段から分かっているんですよ。でもこれだけ心をとろけさせてもらうとやっぱりねえ…。音色だけでなく、沼田さん、本当に日本人かっていうくらい、シューベルトを粋に歌えるんですね。音にウィーンの空気が入っている感じ。

ところで、その素晴らしさが西野流呼吸法の成果であるかどうかについては、残念ながら分かりません。(^_^;) 何せ、沼田さんが呼吸法を始める以前の演奏を知らないもので。




*演奏会概要
ハートフェルトコンサートVol.56
沼田園子 クリストフ・ヘンケル ミヒャエル・クリスト
三人のヴィルトゥオーゾによる室内楽の夕べ

期日 2005年9月17日

会場 東京文化会館小ホール

出演 沼田園子(Vn)
    クリストフ・ヘンケル(Vc)
    ミヒャエル・クリスト(Pf)
曲目 ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ 第2番 イ長調 op.12-2
    ブラームス:チェロソナタ 第2番 ヘ長調 op.99
    シューベルト:ピアノ三重奏 第1番 変ロ長調 D898



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夕方クィンテット

音楽のおススメ。と申しましても、曲ではありませぬ。アーティストと言えばアーティストなんすけど、厳密に言うと、ちょと違うかな。

いつだかこのブログで取り上げた「ピタゴラスイッチ」に続き、またまたNHK教育テレビの番組です。「夕方クィンテット」。バイオリンやチェロ(コントラバスだったかも)やクラリネットを演奏する方、もしまだご覧になったことがなければ、ビデオやHDDで録画してでもご覧になるとよろしいかと。番組名の通り、夕方の放送で、平日の番組なので、会社務めの社会人の多くは、リアルタイムでは見れないんす。

要は、操り人形に楽器の演奏をさせるんすけど、音は別で出しておるわけですな。人形はもちろんフリをしとります。見る価値ありますよ。弓の運び方とか、うまいんですよね。あのまま本当に音を出せば、いい音楽を奏でそうだ。(^_^;) 何せ、ウチの息子(小4)は、ついこの間まで、本当に人形が楽器を演奏しているんだと信じてたそうですから。

編成は、バイオリン、チェロ(orコントラバス)、クラ、ラッパ、ピアノ(これだけ人が弾いてる)だったかな。ちょいとうろ覚えです。

NHK教育テレビ、絶対に他の局ではやらないような、アイディア賞ものの番組を結構たくさん作っているように思います。グッチゆうぞうの番組とか、「日本語であそぼ」とか…。今日は「英語でしゃべらナイト」、大変、受けました。アイディアだけじゃなくて、作りこみも丁寧ですね。

不祥事は批判すべきですが、誉められるところは誉めておきたいと思います。


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軽井沢大賀ホール礼賛!

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先の日曜日、軽井沢の大賀ホールで演奏会本番を経験しました。今春オープンしたばかりのホールですので、演奏の機会を得たのは大変なラッキー。ソニーの大賀典雄元会長が退職金を寄付して建てたコンサートホールの真実はいかに!

というわけで、実際にホールで感じた特徴をいくつか書いておきます。

・総合イメージは「木のホール」。シンプルデザイン。美しい内外装。いかめしくないところに、好感が持てます!(上の写真、クリックすると拡大しますので、外観の醸し出すイメージがより分かりやすくなると思います)
・演奏中以外の日中は、客席に外の光を取り込めるようになっており、自然光を体で感じることができて心地よい。
・小規模(800席)ながら、客席がステージを囲むタイプ(下写真)だったので、どの席もステージに近い。オールS席と考えてもよさそうです。ただし、2Fは立ち見席になっているようです。
・響きがGOOD! ステージ上だけでなく、土曜日に聴いた室内楽演奏会のときも、よい響きと感じました。

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関係者によると、本番を重ねるにつれて、ホールの響きがよくなっているそうです。ヴァイオリンなどは弾いていると楽器自体の響きもよくなりますから、木のホールでも同じことが言える可能性はありますね。

キャパシティは街の動員力に合わせて決めたのかもしれませんが、中規模のオーケストラの豊かな響きも室内楽の緻密な響きも楽しめる広さのホール、私見としては理想に近いです。そういう意味では東京の紀尾井ホール(席数800くらい)が好きなのと一緒です。これらのホールは、マーラーなんかの演奏会には、ちと広さが足りないっすかね。(^_^;)マーラーはもう少し大きな都市のホールで聞きましょう。

難点があると言えば、ステージ上の奏者と客席の最前列がすごく近いので、私のようなプレイヤーですと、やや緊張してしまう、ということでしょうか? このあたりは、もうちっと修行を積んで、対処したいと思います。

なお、音楽祭「Karuizawa & Music」で私が演奏に参加した最終日の「フェスティバルオーケストラコンサート」(*)は、満席の聴衆の中、ブラボーコールまでいただき、盛り上がって終わることができました。

漆原啓子さんのメンデルスゾーンの協奏曲もよかったっす。音に素晴らしい伸びがあって、自在に歌うんだけれど不自然なところはなく、オーケストラとのアンサンブルにも大変長けている。やりなれた曲ではあるのでしょうが、数回ソロ合わせにいらした練習のときからすべて瑞々しい音楽性を失うことなく弾いていらしたことには、改めて感心いたしました。

なお、このフェスティバル・オーケストラは、コンサートマスターを務められたN響のヴァイオリン奏者森田昌弘さんをはじめ、N響や読響などのプロ奏者が計8名(チェリストの向山佳絵子さんが首席ではなく単にTUTTIに入っているのが何とも言えません(^_^;))、音楽祭でプロのレッスンを受講したプロの卵(一部、プロとして活躍してます)が10名くらい、アマチュア奏者が40名くらいという構成でした。プロの方のリードはやはり一流でしただ。アマチュアもそれなりに腕っこきが集まっているはずなんすけど、やはりプロのお蔭様は大きいっす。感謝感謝。

なお、「Karuizawa & Music」の音楽監督を務め、今回のオーケストラ公演の指揮をした横川晴児さんは、N響の首席クラリネット奏者で、少し前のN響の定期公演では、モーツァルトのクラリネット協奏曲でソロを吹いていらっしゃいました。来年の音楽祭に向けてすでに燃え始めていらっしゃいます! 乞う御期待。

*演奏会概要
Karuizawa&Music 2005  ~フェスティバル・オーケストラ・コンサート~
・日時:2005年9月4日14:30開演
・曲目:
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調op.64
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調op.92
・出演:横川晴児(指揮)/漆原啓子(Vn)/フェスティバル・オーケストラ





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クラシックの演奏会で眠くならない秘策

このテーマ、結構興味のある人、多いんじゃないすかねえ。状況にもよりますけど、私も結構眠くなること、あります。

さて、秘策の公開です。とは言っても、私もこれから試行するので、効果のほどは、私の今後、および、これを読んで試した皆様からのご報告にかかっております。


大雑把な説明になりますが――

▽演奏会場の椅子は長時間リラックスして座れるように出来ているので眠くなりやすい
▽だから、背もたれに体を預けずに腰から上を立てて座る、あるいは、むしろやや前のめりな姿勢を取って座る

という方法です。


これは魚丸さんにご紹介いただいた『整体 楽になる技術』(片山洋次郎著、ちくま新書)に載っていた「電車で腰掛けると眠くなるのは何故だ!?」という一章の内容を逆手に取ったものです。


整体の観点で見ると、電車の中で腰掛けた時、仙骨が後ろに傾いた姿勢を取ると、腰椎5番と仙骨の間の緊張が緩む。緩むと呼吸が楽になって眠くなる、と著者の片山さんはおっしゃっています(あくまでも演奏会場ではなくて、電車の中の話ですけど)。


もちろん、演奏会場で眠くなる理由というのは、姿勢以外にもいろいろあると思います。上記の緩みとは逆に、妙な緊張の持続を強いられること、身動きが取れず、途中で立ったりあくびしたりできないこと、場合によっては単調な音が続くことなどなどなど。そもそも電車の場合は、単調なリズムの繰り返しが眠気を誘うこともしばしばです。

それでも、姿勢の取り方によって眠くなる頻度が減れば、チケット代を損したなどと思うことも減るかも!? クラシックの演奏でも立って聴く場合などは眠くならないような気がしますからね。

椅子にもよるでしょうけど、試してみた方、ぜひご報告を。効かなかったらごみんなさい。m(_ _)m


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室内楽と宮廷音楽

8/9付朝日新聞朝刊の丸谷才一さんのコラムに、「室内楽」という訳語が必ずしも適切ではないという説があるというような内容が載っておりました。元になっている「チェンバーミュージック」の「チェンバー」は「室」というよりも「宮廷」を意味しているから、という話です。

きっとそうなんでしょうなあ。貴族のために弾いてたんすよね。「室」は、サントリーホールほどではなくても、ウチの「室」とは違って結構広かったりしたんでしょうなあ。

威厳に満ちているコンサートホールが、歴史的には貴族じゃない市民向けに作られていたってことになり、それもまた面白い話ですね。その辺りの展開は、すごく昔に読んだ「聴衆の誕生」(確か渡辺護著)という本に詳しく書かれていた記憶がおぼろげにあります。

しかし、音楽ってのが抽象的なものでよかったです。おかげで、貴族のための宮廷音楽も、室内楽だと「勘違い」して一般住宅で合わせて楽しむことが可能です。これが具体的に王冠みたいな形してる物体だったりしたら、私たちには楽しめませんからねえ。

むしろ、モーツァルトとかハイドンみたいな作曲家は、宮廷みたいな場を利用して、実は誰でも楽しめるものを作っていたのかもしれませんね。

それはともかく、ある目的に作られたものが、別の用途で生きるというのもよくある話だと思います。中国武術を健康法にしてしまうとか(おっといきなり自分のテリトリーに(^_^;)、携帯電話がカメラとして使われるとか、在日米国人向けのAFN(旧FEN)放送を日本人の語学練習用教材に転用するとか、喫茶店を仮眠室にするとか、線香を時計にするとか、ダンボールが寝具とか、膝が枕とか… アイディア募集です…


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アルバンベルクカルテットでイメトレ

昨日(2005/8/7)放映のNHKの芸術劇場は、最初のほうのトピックスでマンガの「のだめカンタービレ」がヒットしている話などがあり、散らかし放題の天才ピアノ弾き「のだめ」への共感をいっそう強くいたしました。しかし、天才だから、散らかすことを許されるのかなあ…。

その後に続いたのは、アルバンベルクカルテット(ABQ)の今年5月の来日公演の放送。ビオラのトマス・カクシュカさんが病気だったため、女性ビオラ奏者のイザベル・カリシウスさんが代打を務めていました(6月初めにカクシュカさんが亡くなり、カリシウスさんはそのままABQのメンバーになったそうです)。ベテランたちに引けをとらない演奏のカリシウスさんに加え、名チェリスト、ハインリヒ・シフさんを第2チェロに加えた豪華メンバーのシューベルトの弦楽五重奏は、とても楽しめました。

ABQもベテランというに相応しい歴史を持つ団体になり、第一バイオリンのピヒラーさんや第二バイオリンのシュルツさんは年輪を感じさせる見た目になりましたが、独特の宇宙感を醸し出すピヒラーさんの音色は相変わらずですし、若干動きが少なくなったように見えるシュルツさんも、説得力のある音の素晴らしさは以前通りです。

チェロのエルベンさん、弓の持ち方が普通よく見るのと違うことに、今回初めて気がつきました。右手の人差し指をあまり使わないのですね。影絵できつねを作る時のような感じ、つまり、中指・薬指・親指で弓を持っているように見えるのです。名チェリストの中には、人差し指が一番大切と言っている人もいますから、いろいろな奏法があるのだなと思いました。

第二チェロのシフさんを見て感じたのは、音の太さと体の大きさはひょっとして比例するのかな? ということでした。(^_^;) 奥に座っているのに、手前のエルベンさんよりもでかく見える逆遠近法男のシフさん、とにかく音が野太いのですよね。まあしかし、でかいのに優美で繊細な音楽を奏でるデュメイのようなバイオリニストもいますから、一概には言い切れないかもしれません。

と、大抵のクラシックコンサートでは、演奏が終わった拍手の後、男性奏者は女性奏者を先にステージから退場させるものです。レディファーストということだと理解しています。ところが、ABQは、ピヒラーさんもシュルツさんも、紅一点のカリシウスさんを置いて、どんどん引っ込んでいましただ。やっぱ、何十年も女性なしで演奏していて、忘れちゃったのかな、そういうことを。(^_^;)

こうした放送を見ていると、自分が演奏するためのイメージトレーニングになるのでよいですね。私が一番好きなのは、シュルツさんの音の出し方なので、録画で一所懸命シュルツさんのボーイング(弓の使い方)を見て、脳裏に焼き付けておきたいと思います。シュルツさんも、エルベンさんとは違いますけど、右手の人差し指がかなり自由なように見えました。やはり緩みが大切なのだろうと思います。


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