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ほほほの脱力メモ

バイオリンと気功をお気楽に精進してα波に満ちた日々を過ごすためのメモブログです。キーワードは「脱力」です。話はいろいろ飛びそうです。

ドビュッシーは、どびゅっ!Sea

あまいうまいシャレではありませぬが、ドビュッシーの作曲した交響詩「海」は、どびゅっと飛ぶ海の波しぶきを大変効果的に描写している、という意味の奥深いタイトルです。 ドコガオクブカインジャ!(^_^;)

いや、せっかくオーケストラ・エレティールの演奏会でドビュッシーの名曲を弾かせてもらったのに、ラヴェルの話しかしていなかったので、こりゃ不公平かな、と思いまして。いや、ドビュッシーに関しても、たわくし、相当好きなんです。

しかし、ドビュッシーが見て「海」作曲の想を得たという葛飾北斎の浮世絵版画「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(*)、見事に波が、どびゅっと飛んでますよね。これは、あの曲のどのあたりが該当している、なんてあるのでしょうかねえ。とりあえず、第3曲目の初め3分の1あたりから始まる、短調の荒れ目のあたりかな、なんて想像したりしておりますが。

それにしても、音楽の描写力というのは大したもんだなあ、と感心する根拠になる曲です。さざなみの海、夜明けの海、平和な海、船の突き進む海、嵐の海、喜びの光に包まれた海…。

ドビュッシーの音楽は「印象派」と言われることがあります(**)が、日本の浮世絵に影響を受けたということを振り返るだけでも、確かに同じフランスの印象派あたりの画家と共通していますね。結局、モネなんかも、いかにして光を巧妙に表現するか、ということに腐心したわけで、少なくとも「海」に関しては、徹底した情景描写の研究根性、という点でも、モネたちと同じベクトルを持っているような気がします。

弾きながら、聴きながら、海の情景が本当に見事なまでに脳裏に浮かんで来る。ぜひ、才能ある映像作家に、葛飾北斎の絵をアニメにして、ドビュッシーの「海」をそのまま流した映像作品を作って欲しいものです。おお、コラボレーションじゃ。(すでにあったら、教えて下さい)

ところで、「海」と言えば、オススメなのは、現在東京の六本木ヒルズ森美術館で開催されている「杉本博司展」です。杉本さんは「海景」と呼ばれるシリーズで、もう20年くらいになるかな、世界中の海を写真に撮っています。

ところがドビュッシーとは違って、杉本さんが撮っているのは、一様に穏やかな海です。陸地を写さないので、見ただけではどこの海か、分かりません。でもね、どの作品にも、表情があるんです。でも、もちろんどの海も共通している。やっぱり母なる海なのですね。これは、「風の谷のナウシカ」の王蟲や、心理学者ユングの集合的無意識の世界に通じそうな気がしています(***)。

というわけで、当たり前ですけど、「海」にも、人によっていろいろな感じ方があるのだなあと、感心しきりです。

女優から素潜りストに転進した高木沙耶さんの海に対する思いなども聞いてみたいものですね。



*アダチ版画工房のHPにリンクしたので、江戸時代のオリジナルではなく、現代の復刻版の写真だろうと思います。
**ドビュッシー自身は「印象派」と呼ばれることに反発していたらしいです。(Wikipediaの印象派の項などご参照下さい)
***一筋縄ではいかないので、詳しい説明は省略します。(^_^;)
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