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ほほほの脱力メモ

バイオリンと気功をお気楽に精進してα波に満ちた日々を過ごすためのメモブログです。キーワードは「脱力」です。話はいろいろ飛びそうです。

「海」が日本に帰って来る(ただし一時帰国)

「ドビュッシーは、どびゅっ!Sea」の記事で取り上げた、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の名品が、この秋、日本に帰って来るそうです。版画ということで、現在でもこの作品はたくさんいろんな国に残っているそうですが、今回は、NYのメトロポリタン美術館からの一時帰国です。

メトロポリタン美術館と言えば、確か「ギャラリーフェイク」の藤田さんが学芸員をやっていたところではなかったですかなあ。まあ、マンガの話ですけど。

日本のどこで見ることができるか? 東京国立博物館です。10月25日から超本格的な「北斎展」が開かれ、そこに展示されるそうです。

これも、超個人的に何かの縁を感じてしまいます。この名作浮世絵に想を得たドビュッシーの「海」を自分で演奏した少し後に、世界の中でも特に程度のいい原作に巡り合うチャンスがあるわけですから。先日の記事で書いた杉本博司さんの写真作品「海景」シリーズと言い、いろいろつながって、海を考えるいい機会になりました。

とは言うものの、私、実は海よりも山に行くことのほうが多いんです。潮風と強い紫外線を避けたい年頃になってしまったということなんでしょうなあ。まあ、山も紫外線は強いと言いますが、海のほうが、強く感じてしまいますよね。

また、葛飾北斎の海は、凄いですよね。荒波の中にたくさんの人が乗った舟が何艘もいるわけですけど、普通、あの波じゃ、助からないですよねえ。サーフィンとはまた少し違いますけど、見方によっては、舟は極めてうまく波の合間を進んでいるようにも見えます。これも、マンガでなら、ありえそうです。何と言うか、舟が突き進む様子がマンガならまぶたの裏に描ける、という意味です。

ドビュッシーの海のほうは、どうも、実際の海が想像できるばかりで、マンガの海にならない。この対比は面白いなと思います。やっぱり日本はマンガの国なんでしょうね。

今日、ちょっと知り合いと話をした中で出てきたのですが、今、ドビュッシーの生きたフランスでも日本のマンガがブームらしく、マンガ本の吹き出しの中のセリフをフランス語に書き換えた日本のマンガ本が出版されているそうです。

そこで何が起こるかというと、フランスの本と開き方が逆なのですね。だから、フランス人は、普通の感覚で読み始めると、間違えて最後のページを先に開いちゃう。なので、本の最後のページに、「このページは最後のページです」とかいうようなことが書いてあるのだとか。

日本人は外国人の前でおじぎをしている自分に気づくと卑屈になったりと、西洋に合わせがちなときが多いように思います(それは私です(^_^;))。まあ、すでに日本人向けに出版されたマンガを逆開きにするのは無理がありそうですが、日本の風習やスタイルは、あまり崩さずにいたほうが、本来のよさが損なわれなくて、いいのかもしれませんね。
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北斎展 やっていますね。

え(絵?)ブログ 第10作でございます。 葛飾北斎の展覧会「北斎展」が開かれているそうです。 北斎の名前は知らなくても、富士山の風景を描いた絵は一度は見た事があるでしょう。 日本の浮世絵って海外でも評判が高く、歴史的に有名な画家も収集していたりして

  • 2005/11/03(木) 22:06:49 |
  • え (絵)??ブログ