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ほほほの脱力メモ

バイオリンと気功をお気楽に精進してα波に満ちた日々を過ごすためのメモブログです。キーワードは「脱力」です。話はいろいろ飛びそうです。

30歳を超えても楽器は上達する

数年前にベストセラーになった『海馬』(糸井重里+池谷裕二)という本では、30歳を過ぎても脳は衰えないというようなことを読んで、随分勇気づけられた記憶があります。考えを構築するような場面においてはむしろ、30歳以降のほうがすぐれていると書いてあったかとも思います。(数年前の記憶なので、微妙に内容が違ったらごめんなさい)

では、楽器のように、いわゆる職人的な技術の上達という要素が大きな部分を占めることにおいてはどうか? 答えは脳の場合と同じ。自分の周囲を見ていると、30歳以降でも技術を進歩させている人が実際にたくさんいるのですね。

表現力のように精神性や経験が深く関わる力については、むしろ年齢を重ねるほうが深みを増しそうなことは想像がつくでしょう。(若い演奏家でも凄い方ももちろんいらっしゃいますが) しかし、楽器、特にバイオリンのように3~5歳頃入門するのが当たり前の楽器では、各自のレベルの差はあっても、テクニック的な部分については概ね20歳前に上達を終え、以後の進歩はなさそうに思えてしまいます。

しかし、実際におとなになってみると、そんなことは決してないことが分かるのです。もちろん周囲で上達している人たちは、皆さん努力をしています。それなりに演奏会の本番もこなしています。とは言え、「維持」ではなく「進歩」が見られることには、驚きをさえ感じます。

一つ想像できるのは、年齢と経験を重ねているので、研究心が高まっていることでしょうか。それまでにいろいろなことを試して、うまくいかなかったことや挫折したこともたくさんあるでしょう。逆に、上達のエッセンスを抽出したり、開発したり、ということも各自の中で行われているような気がします。またそれこそ脳の働き方が変わったから、という理由もあるかもしれません。

自分についてはたいそうなことは言えないのですが、今40代半ばの私も、少しずつですが、進歩しているような気がしています。練習できる時間はもちろん大学のオーケストラにいた頃よりもずっと少ないのですけどね。練習への臨み方という点での学生の頃との違いと言えば、「先生から習う」ということに重きをおいていたのが学生時代、今は、「自分で練習法を模索している」という感じでしょうか。太極拳や呼吸法を応用しているのも、その一部です。

しかし、何よりも嬉しいのは、「上達を感じる」こと自体でしょう。上達なんて少しでもいい。それは大いなる喜びであり、次の上達へのモチベーションとなりますし。年齢を重ねることに悲しさを感じずにすむ、という副産物もあります。

と偉そうなことを書きましたが、私の上達は本当に遅々としたるもので、自慢できるレベルではありません。でも、30代以降の方の共感を少しでも呼ぶことができれば、とりあえずOKということで、ご勘弁下さい。
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